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DELL Inspiron14 7000 (7437) の液晶パネル交換 (HDからFULL-HD化) [PC関連]

ジャンク品として購入した DELL Inspiron14 7437 ですが、気になる点がありました。
スペックは処理能力として Corei7 8Gメモリ 500GBSATA HDD 32GBmSATASSD と申し分ないのですが、液晶の解像度が1366x768のHD解像度(ただし、タッチパネル機能付き)という点でした。
この際、何とかして液晶をFULL-HD化できないか試してみる事にしました。

■液晶パネルの選定

googleで、Inspiron14 7437 液晶 で検索すると、補修パーツとして液晶パネルが販売されている事が分かりました。
ちなみに、Inspiron14の液晶はHD(1366x768)でもFULL-HD(1920x1080)でもサイズは同じ14インチのものでした。
型式を調べると、FULL-HDのものは「B140HAN01」という型式のようです。

「B140HAN01」は、一般的に LENOVOのT440向けのパーツとして取り扱われているようです。
リビジョンは0~2まであるようですが、販売されているパネルのほとんどはリビジョン2ですが、商品名にはリビジョン0~2までが書かれているため上位互換と勝手に想像しました。

通常このようなパーツはいつもヤフオクで購入していました。ヤフオクで検索すると7,000~9,000円程度で販売されています。ただ、新品販売の場合は、ほとんどのケースで商品の値段以外に送料として3,000円弱が別途発生し、かつ、発送元は海外のようです。

ヤフオクで購入しても海外発送されるのであれば、どうせなら直接海外店舗からから購入してみよう!ということで、AliExpressで探してみたところEMS送料込みで8,500円程度のものがあったので、注文してみました。商品は注文から1週間程度で到着しました。
今回注文したところは中国の業者で、液晶パネルの梱包は輸送に十分耐えうる方法の梱包で送られてきました。(パネルも新品でした)

こんな箱で送られてきました。(2016/6/28追記)
液晶パネル箱.JPG
中は発砲スチロールで保護されていました。
液晶パネル.JPG
パネル部分にも指紋などがつかないように保護シートが取り付けられていました。
スミマセン。箱から取り出した後は埃や指紋がつかないように作業に集中していたためコネクタや型式の部分の写真は撮るのを忘れてしまいました。

■液晶パネルの換装

本体から液晶パネルを分離しないと液晶の交換作業ができないものと思い込んでいたため、私は本体の分解から行いました。(今思うと、液晶パネル側だけの分解作業で十分だったのかもしれません)

液晶パネルと本体の分離(ヒンジを外す)には、結構苦労しました。最終的にはメイン基板を外す必要がありました。
左右のヒンジ間をカバーしているプラスティックの部品を取り外すのが一番大変でした。無線LANのアンテナケーブルとアンテナの一部(アルミシートのシール形状のアンテナ)があり、このアンテナシートがメイン基板の裏側に回り込んでいるので、アンテナをはがすためにCPU基板を外す必要があった。

取り外した液晶パネル側は、パネル部分の左右のヒンジ間にスリットがあり、そこにプラスティックのカードやギターのピックの様なものを差し込み、左右に動かすとパキパキと軽い音を出しながらパネルの下側がはがれます。
はがれた下側パネルの隙間に指が入れば、ゆっくり手を入れて上に向かってパネルをはがしていくことができます。

(2016/6/28追記)本体を分解しなくても液晶パネルを簡単に分解する事ができました。
秋葉原の中古携帯を販売しているお店で、パネルを外すのに最適な吸盤式のツール(380円)を見つけて購入してみました。

吸盤.JPG
液晶パネルの下部に吸盤を取り付けて引っ張ると簡単に液晶の前面パネル部分がフレーム部分から外れました。(必ず液晶の下部(ヒンジに近い方)から外して下さい。カメラがある上部には前面パネル側とフレーム側を接続しているフレキケーブルと無理な力がかかると壊れてしないそうな基板があるため)
この辺に吸盤をつけて引っ張るとパネルを外す事ができました。
液晶パネル吸盤.JPG

前面パネルの下部が浮いたら、徐々に上部に向かって前面パネルをはがして行くことになりますが、注意しなければならないことは、はずそうとする前面パネルの上端部分(カメラの裏側あたり)にフレキケーブルがあり、このケーブルが両面テープで本体フレーム側の部品に(小さい細長い基板)に張り付けられています。気がつかないで強引にパネルをはがすと、この前面パネルをはがしていくと、フレキケーブルが引っ張られるので、フレキケーブルに両面テープで接着された基板がひっぱらてれ割れてしまいます(薄い基板で強度はなさそうです)。両面テープは丁寧にはがす必要がありますので十分注意して下さい。

液晶パネル本体は、4つのネジで留めてあるのでこれらのネジを外したら、前面パネルの外し方とは逆に、パネル上部からゆっくり手前(ヒンジ側)に起こすように外します。パネルの裏側下部で液晶ディスプレイの信号ケーブルが接続されているのでコネクタを壊さないように丁寧にコネクタを外します。

液晶パネルをFull-HDのものに換装します。
液晶パネルの表面に指紋などをつけないように、かつ、液晶パネル本体と前面パネル側(タッチパネル側)の間に埃がつかないように気をつけながら作業を行います。
液晶パネル換装後は分解手順とは逆に戻してきます。

■換装後の状態

パネルの換装後、本体電源を入れるとBIOS画面は全画面表示されました。
ただし、Windows10が起動すると画面右上に1366x768の画面が表示され、Full-HDの残りの領域にはノイズのようなものが表示されました。つまり、うまく表示されませんでした。画面のプロパティで解像度を変更しようとしましたが、最大解像度が1366x768のままで、1920x1080がありません。

何回か再起動を繰り返しましたが、状況は変わりませんでした。

■理由不明だが何とか成功

バッテリの取り外しや、例の基板上のスライドスイッチの「On」「OFF」や、BIOSの設定保存など色々と試行錯誤したところ、正常に表示できるようになりました。液晶パネルの信号ケーブルのコネクタの接触不良だったようです。(2016/6/28修正)
Windows10が起動すると、フル画面で表示されるようになりました。でも見た目は1366x768のようです。
プロパティで確認すると解像度は1920x1080になっていました。文字サイズが150%に変化していたので、1366x768と錯覚していました。文字サイズを100%に戻すと、1920x1080を実感することができました。

あまりに色々といじったため、何が決定打となったのか分かりませんが、とりあえずFull-HDが正常に表示できるようになりました。パネルを変更してもタッチパネルの機能に異常は無く、正常に動作しています。

とりあえず、これで仕様上は最上スペックの機種に変身しました。

■今後は様子を見ていじってみます

時間と余裕があれば、内蔵のmSATAのSSDを容量アップ(現在は32GByte)を試してみます。
mSATAはメイン基板の裏側にあるため交換作業はめんどくさいので、気力があるときに実施します。

 





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